空を見上げて、雲をながめてみませんか❔
ぼくたちが気づいていないだけで、龍雲たちが空の上から、こっちを見ているかもしれませんよ❔
もしもそんな雲たちと出会ったら、いやなことも一瞬で忘れますよ。
さて。。。
今回は、雲の写真を縦向きで見るか横向きで見るか、それによって連想するものも変わってきますよお~、おもしろいですよお~、というお話しです。
【写真の向きを、あれこれ変えて見る理由】
ぼくは通常、おもしろい雲を見つけると単純に「あ、おもしろい雲」と思ってそのまま素直に写真を撮るので、撮ったあとの雲の写真を、わざわざ向きを変えて見ることはほとんどありません。
ただ、撮っている時に「いったい自分は、この雲の何に惹かれているんだろう❔」と思いながら撮る時もあるのです。
なにかインスピレーションを得ているというか、直感というか、理屈じゃ説明できないけど、あの雲の写真を撮りたくて仕方ない、という時が。
そういう時には、あとでその雲の写真を見る時に、縦にしたり横にしたり逆さにしたりして、その雲に惹かれた理由、撮りたくなった理由を見つけたくなるのです。
「なにかおもしろさが隠れているに違いない」
そんな確信があるのです。
。。。なんとなく、伝わりましたか❔
説明がヘタ過ぎて伝わりませんか❔
もっと手短かに言うと、「わけもなく写真を撮りたくなった雲」に「惹かれた理由」を知りたい。
といったところでしょうか❔
だけど「変」な話ですよね。
自分で写真を撮っておきながら、どうして撮りたくなったのか分からない、なんて。。。
【怪鳥を横にして見たら。。。】
前置きはこのくらいにして、写真をご覧いただこうかと思います。
これもやはり、わけも分からず撮った写真で、ぼくがあとから「怪鳥」と名づけた雲です。
「え❔ 分からんぞ❕」
と言う方は、顔の部分に目と口のイラスト入りの写真も添付しておきますので、そちらの写真と交互に見比べてみてください。
「怪鳥」じゃない、という方もいらっしゃるかもしれませんね。
「空飛ぶカッパ」や「ミニ天狗」と言う方だって、いるかもしれません。
もっといい例えを思いつかれた方がいたら、ぜひ教えてください。
今後の参考にいたします。
それはさておき、この「怪鳥」、オリジナル画像ではないのです。
この写真はオリジナルを縦向きに変えた状態で見ており、本来はスマホを横向きにして撮った写真なのです。
本来の横向きで見ると「怪鳥」は、こんな感じになります。
いかがですか❔
なにか別のものに見えますか❔
え❔ ただ単に「怪鳥」が横になっただけにしか見えない❔
そうですよね。
たぶん、イラストが邪魔なのだと思います。
なので、イラスト無しの下の写真をご覧ください。
だから何❔ ですって❔
。。。たしかに、その反応が普通だと思います。
ぼく自身、この雲にスマホのレンズを向けながら、「何なんだろう❔❔❔」と思っていたのですから、ここでこうして突然見せられても、戸惑いますよね。
でも実はこれ。。。「龍雲」なんです。
。。。と言っても、納得されないですよね❔
納得できない人の気持ちも、なんとなく分かります。
ぼくはこの写真を撮ってから「龍雲」だと気づくまでに、半年以上かかりましたから。
それでも、どうにか気づいたのには理由がありまして。。。
実はこの同じ「龍雲」が写り込んだ写真が他にもう一枚あり、そちらは割とすぐに「龍雲」だと分かるのです。
雲の形って、刻々と変化しますよね❔
この「龍雲」写真の、ほんの一分前に撮ったその別の写真では、もうちょっと分かりやすい「龍雲」なのです。
その写真は次回お見せしますが、その写真の存在が無ければ、ここに写っている雲が「龍雲」だと気づくことは、おそらくなかったと思います。
つまり、ほんの一分前にはもうちょっと「龍雲」だった雲が、次の形に変化していく、その途中経過のような雲なのです。
とは言っても、言葉ではなかなか伝わりにくいと思いますので、下のイラスト入りの写真をご覧下さい。
さきほどと同様に、目と口を分かりやすくしました。
こんな羽が生えたような、変わった鳥みたいな龍なんていない❔
ごもっとも。
ただしこれは、ある「龍雲」が次の「龍雲」へと変化していく、その途中の段階の、中途半端な状態なのです。
だから「龍雲」と言い切るには多少、気が引けるのですが。。。
それでも、今回のお話しの趣旨はお分かりいただけたでしょうか❔
『龍雲も、縦と横では別の顔』という、今回のタイトルがしめす通り、龍雲写真の楽しみ方は、決してひとつとは限らない、ということです。
この雲の写真は、「あの雲、鳥みたい」とか「ひょっとして龍雲❔」とか思いながら撮ったものではありません。
何がおもしろいのか、さっぱり分からないまま撮ったのです。
でも、写真を縦にしたり横にしたりして、その「おもしろさ」をあとから「発見」したのです。それもふたつも。
横向きのままなら「龍」、縦にしてみれば「怪鳥」。
「一粒で二度おいしい」ならぬ「一枚で二度楽しい」のです。
写真を撮っている瞬間には思いもよらなかった楽しみを、あとで味わうことができたのです。
もちろんこれは、ぼくが個人的に感じるおもしろさであって、すべての方に納得していただけるなんて思ってはいません。
でもぼくには、ぼくが勝手に決めた「龍雲自分ルール」があるのです。
その第一条は「ぼくが龍雲だと感じたら、それはぼくにとっては龍雲」です。
そして第二条は「誰かが龍雲だと感じたら、それは誰かにとっては龍雲」です。
空を見上げて、雲をながめてみませんか❔
気になる雲があったら、写真に撮ってみませんか❔
あとでおもしろさを「発見」できる。。。かもしれません。
龍雲だって、見つかる。。。かもしれません。
だって「あなたが龍雲だと感じたら、それはあなたにとっては龍雲」なのですから。
次回は、今回ご紹介した雲の、一分前の写真をご紹介します。
ここまでのお付き合い、ありがとうございました。